※ETFとはExchange Traded Fundの略で、日本語では「上場投資信託」といいます。
GAFAMに投資できるETFは他にもたくさんありますが、個人的には一番好みのETFです。
そんな魅力的なETFについて徹底的解説していきます。
グロースETF VUGとは?
お気に入りのETF $VUG を紹介🥳
構成銘柄に選ばれる条件
・長期EPS成長予想
・短期EPS成長予想
・純資産利益率ROA
・EPS成長の過去3年実績
・売上高成長の過去3年実績
・純資産に対する短期投資比率設定日 2004/01/30
経費率 0.04%
構成銘柄の上位10銘柄👇 pic.twitter.com/MJ7dBE8CwY— だい🇺🇸超長期投資家 (@D_1110202) November 26, 2021
VUGは「バンガード・米国グロースETF」という名称で、米国市場の大型グロース株で構成されるインデックス(CRSP US Large Cap Growth Index)への連動することをめざすETFです。
- Apple
- Amazon
- Microsoft
世界を代表するGAFAMなどが構成銘柄に入っており、成長性の高い銘柄で構成されています。
総資産総額が約8兆円もある投資家からの人気もとても高いETFです。
今回は、そんなアメリカ株式市場の大型グロース株全体に投資することができる米国ETF VUGについて分析していきます。
(2023/09/26 03:57:27時点 楽天市場調べ-詳細)
VUGの株価基本データ

- 信 託 経 費 率:0.04%
- 配 当 利 回 り:0.57%
- 配 当 実 績:1.7ドル
- 組 入 銘 柄 数:280銘柄
- 設 定 日:2004年1月26日
VUGの経費率は0.04%となっていて、2019年に0.05%から引き下げられました。とても安いです。
配当利回りは1%を切っていて低いですが、グロース銘柄にはAmazonやGoogleのように無配のところも多いこともあり、配当金が低いのは仕方がないです。
ちなみにグロース銘柄の選定にあたって、インデックスを作成しているCRSPはPER(株価収益率)やROE(株価純資産倍率)、EPS(1株あたりの利益)の成長率、ROA(株主資本利益率)といった指標を参考にしているとのこと。
VUGの構成銘柄とセクター比率は?

VUGの構成銘柄をTop1〜6位をGAFAMが占めています。この5社だけで構成銘柄の35%です。
最近だとTeslaの株価が急上昇していることもあり、時価総額でFacebookを抜きました。
2020年には株価が7倍にまで高騰、さらにS&P500銘柄にも採用されており勢いがすごいです。
VUGのセクター比率は、米国成長の代名詞ともなっているテクノロジーの比率がかなり高くなっていますね。
厳密なセクター区分ではGoogle、Facebookは、コミュニケーションセクターに分類されますが、おそらくテクノロジーに集約されているのだと思います。
米国市場全体がリーマンショック後好調でしたから、VUGも長期的に右肩上がりのチャートとなっています。
やはり長期で見るとバリュー株よりもグロース株への投資の方がパフォーマンスが良いですね。
グロース株というと株価の値動きが激しく、経済危機などが起こった際には真っ先に売却されるというイメージがあります。
しかし、リーマンショックの際の値動きを見ると、S&P500やVTV(バリュー株ETF)とほとんど変わらないです。
むしろ金融株の構成比率の大きいVTVが大きく下落しているのがわかります。
なので、バリュー株に連動するVTVでもボラティリティ(=値動きの激しさ)はグロース株とあまり変わらないです。
ETFの特徴をしっかりと把握して投資することで、個別株より投資の勝率を高めれます。
構成銘柄を見ると、VUGは今後も高い成長が期待できる
- GAFAM
- Tesla
- Visa
- MasterCard
- NVIDIA
などの大型グロース株に集中して投資できるETFということで利用価値は高いと思います。
VUGのリターン

直近10年のリターンだと16%超えと申し分ないリターンといえますね。
2021年に入って米国株式市場は史上最高値を更新していることもあり、グロース銘柄で構成されるVUGの株価は非常に好調です。
リーマンショックをはさんだ設定来リターンでも11%を超えているので充分すぎる結果です。
分配金はリーマンショックのあった2008年ごろまでは、落ち込んでいるものの、その後は綺麗な増配傾向です。
直近5年間の平均増配率は5.73%とまずまずの数字ですが、分配金利回りは1%未満なので、インカムを期待して投資するETFではないです。
米国株に投資する魅力の一つに高配当で長期間連続増配している個別銘柄がたくさんあります。
8%を超える高配当銘柄や60年以上連続増配している銘柄もあります。
【米国株】高配当の連続増配株に投資するメリット!
米国株は、高配当で連続増配している銘柄が多いです。
これは、米国企業が株主第一という姿勢が表れているからです。
ぼくは、グロース株にもバリュー株にもそれぞれの良い点があると思っています。
投資先としてVUGを考えた時、バリュー株やS&P500と比べてもパフォーマンスが異なります。
これは、GAFAMなどのIT銘柄の株価がリーマンショック後に絶好調だったことによるものです。
超長期でグロース株とバリュー株のパフォーマンスを比較すると投資時期によってグロース株が良かったり、バリュー株が良かったりと交互に繰り返しています。
なので、結局はS&P500の値動きが安定だから、長期投資の場合はバリュー株やグロース株というくくりで投資するのは意味があるのかという見方もできます。
ただ、2020年のコロナショックによる株価大暴落の際も、外出制限の影響を受けないIT銘柄やアマゾンなどの銘柄の株価が堅調です。
既にITが社会インフラ化していることもあり、しばらくはグロース銘柄が優位な状況は続きそうです。
なので、S&P500よりも高い値上がり益を期待したいということであれば、成長性の高いVUGへの投資の方が面白いと思います。

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「米国グロースETF VUG」まとめ
今回は、米国グロースETF VUGの株価とチャートということで、その特徴と株価の推移(チャート)、配当金の推移等について見てきました。
- 米国市場の大型グロース株への投資
- 過去12年間で3倍のパフォーマンス
- 配当利回り1%未満で増配傾向
長期的に見てもS&P500より大きな値上がり益を期待できる優秀なETFだと思います。
新型コロナ拡大による外出制限で、多くの企業業績が悪化する中、GAFAMの業績は堅調で、むしろ追い風が吹いていると言えます。
AmazonのEコマースやMicrosoftのクラウド、Visaの金融決済システムなど、もはや日常生活をおくる上で必要不可欠な技術になっています。
これからも、GAFAMを中心にグロース株優位の状況が長く続きそうです。
まとめ
米国のハイテク銘柄にまるっと投資できるETF VUGについてまとめました。
GAFAMやTesla、Visa、NVIDIA、Netflixなど今もこれからも成長に期待できる優良銘柄などで構成されるETFです。
ポートフォリオの一部に入れても面白いと思います。
最後まで記事を読んでいただきありがとうございました。