FIREを検討している人向けに、今回はアメリカで注目されている「4%ルール」を紹介します。
ちなみにぼくが目指しているのは、FIREではなくサイドFIREです。
会社を辞め、不労所得➕好きな仕事で生活することについて、考え方・実践方法・リスクについて解説します。
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サイドFIREの目安がなぜ「年間支出の25倍の資産」なのか?
最近、サイドFIREという選択肢を本気で検討する人が増えてきています。
アメリカでは、「Financial Independence Retire Early (経済的に自立した早期退職) 」の頭文字をつなげた「F.I.R.E」という言葉が流行し、一大ムーブメントになっています。
アメリカでは、「F.I.R.E」を実現する目安として、「4%ルール」が注目されています。
「4%ルール」とは、年間支出の25倍の資産を築けば、年利4%の運用益で生活費をまかなえるという考え方です。
年間支出が仮に400万円なら、1億円の資産を築いて年利4%で運用すれば、理論上は資産を維持したまま生活できることになります。
投資を始めて思ったこと
億り人ってハードル高すぎて不可能って思ってたけど夫婦で手取り月50万円の収入で月30万円で生活、20万円をインデックスに回せば可能だと思う。さらにボーナスも回すことで億り人へ近道できる。夫婦で月50万円稼いで支出を30万円に抑える。これなら全然不可能ではないよね?
— だい🇺🇸長期投資家 (@D_1110202) September 1, 2021
このツイートを見ると1億ってハードルが高いって感じる人も多いと思いますが、例えば400万円のうち半分の200万円は好きな仕事で稼ぐと5,000万円の資産でサイドFIREが可能になります。
これなら一気にハードルが下がりますよね。
ちなみに4%という数字は、米国株式(VTI)と米国優良債券(BND)を50%ずつ保有した場合の成長率7%から、アメリカのインフレ率3%を差し引いて計算されています。
日本のインフレ率は、目標を2%と設定されていますが、思うように上昇せず1%未満という状況が続いています。
つまり「4%ルール」を日本版に置き換えるなら、アメリカほどインフレ率を考慮する必要がないため、「5%ルール」もしくは「6%ルール」と言い換えることもできます。
5%から6%の運用益が期待できるとなれば、もっと早くサイドFIREすることも可能になります。
日本に住みながら米国に投資するという事は賢明な判断だと思います。
「4%ルール」を実践し不労所得で生活するためにやるべきこと
サイドFIREし、投資家として不労所得で生活するためにすべきことが2つあります。
1、支出最適化
効率的に資産形成するためには、元手を確保することが必須です。
いくら高利回りで運用できる天才トレーダーだったとしても、元本が少なければ投資効率は低下します。
それに支出が減った分サイドFIREに近づくことができます。
例えば、毎月の支出を4万円切り詰めると、サイドFIRE達成のゴールが約1,200万円も近づきます。
なので、貯蓄率が高ければ高いほど有利になります。
某有名人でIT企業役員とお笑いタレントをされている方は、なんと貯蓄率が90%だそうです。
ここまでするためには桁外れの収入と節約が必要になるので、無理なくできる範囲でするのをおすすめします。

まずは、サイドFIREしたい年齢と自分の資産状況から逆算し、毎年どのぐらいを貯蓄に回すべきか計算する必要があります。
2、資産運用
資産運用を取り入れることで、資産形成にかかる時間を短縮できます。
また、サイドFIRE後に資産運用で生活費を捻出することを考えれば、投資経験を積み、投資感覚を磨いておくべきです。
ちなみに、投資先は成長が鈍化している日本株より、過去数十年に渡って安定的に上昇している米国株をはじめとした、先進国株式がおすすめです。
実際に5%から6%の運用益を投資によって確保できる手ごたえがあるかどうかは、サイドFIREを決断する前に、しっかり確認しておきましょう。

情報感度を高め、幸せなサイドFIRE生活を実現する
ここまで、「4%ルール」の意味や実践方法について解説してきました。
しかし、「4%ルール」にはもちろん注意すべき点があります。
資産運用の特性上、毎年安定的に4%の運用益が得られる保証はありません。
資産を株式で運用する以上、株式市場の下落によって資産価値が減少する可能性もあります。
長期的には右肩上がりで上昇していても、短期的に見れば下げる局面もあります。
投資家には、こういう時に狼狽うりしない強い精神力が必要です。

最後に
リスクヘッジとして分散投資をしつつ、情報収集も欠かさずに行うことが、幸せなサイドFIRE生活を送るために大切なことです。
また、サイドFIREはまだまだ認知度が低いです。
結婚されている方はパートナーにきちんと説明し、理解を得ておくことが望ましいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。