株式投資のリスクを知ろう
株式投資は値上がり益や配当金、株主優待などで収益を得る投資方法ですが、リスクも伴います。
株式投資の主なリスクは以下の2つです。
価格変動リスク
会社の業績や国内外の政治・経済状況、市場の需給関係などさまざまな要因で株価は変動します。
株価の変動により、損失が生じる可能性があります。
信用リスク
株式を発行している企業の破たんにより、損失が生じる可能性があります。
さらに、投資した金額をすべて失う恐れもあるので注意が必要です。
株式投資の失敗例4選
株式投資は銀行の預貯金とは異なり、元本保証の金融商品とは異なります。
大きな利益がでることも期待できますが、損失が発生するリスクもあります。
具体的にどんな失敗事例があるか紹介していきます。
1.頻繁に取引する
株で利益をだすためには、安値で買って、高値で売るが鉄則です。
しかし、目先の株価の動きに惑わされて頻繁に取引を行い、逆の行動をとる人もいます。
保有している銘柄の株価が下落しているのを見て、焦って売り(狼狽売り)損失を出す人もいます。
損失を取り戻そうと株価が急騰している別の銘柄に飛びついた結果、再び値下がりして損失となるのはありがちです。
また、頻繁に売買を繰り返すことにより手数料が発生するので、損をする確率はどんどん高くなります。
このような失敗を防ぐために、短期ではなく長期での投資を心がけることをおすすめします。
業績が安定している会社の株式を長期的に保有することで、値上がり益だけでなく配当金や株主優待でのリターンが期待できます。
また長期投資は、相場に張り付いて取引を行う必要もないため、サラリーマンなど本業がある人にも向いているのです。
要するに短期で考えずに長期で考えましょう。
2.損切りをしない
損切りをしないと取り返しのつかない大損をするかも、、、
含み損が膨らんでいるのに、「いつかは上がるだろう」と信じて株を持ち続け、最終的には株価の下落に耐えきれなくなり売却し、大損をしてしまうという経験ありませんか?
売り時を逃して、含み損を抱えたままの塩漬け株にしてしまう人もいると思います。
ぼくもそのうちの1人です、、、
こういった失敗を防ぐために購入前に損切りラインをしっかり決めておき、見通しが外れたり、株価が下がったら素早く損切りをすることで、無駄に損失が膨らむのを防ぐことができます。
自分の相場感でナンピン買いをせずに、早めに損失を確定しましょう。
3.信用取引を利用する
大きな利益を狙おうと信用取引を利用した結果、借金を抱えるほどの損失が発生することもあります。
信用取引は、証券会社に保証金を預けることにより株式や現金を借りて取引をする方法です。
自己資金の数倍もの資金(最大3.3倍)で取引を行えるため、大きな利益を狙うこともできますが、その分損失が生まれるリスクの高い取引になります。
通常の株式投資では、株を保有し続けていれば損失は確定しませんが、信用取引の場合は追証が発生して強制的に損失が確定することがあります。
※追証とは、株の含み損が膨らんだ際に保証金を追加で入金しなければならない状態のことです。
入金できなければ証券会社により強制的に決済を行われてしまいます。
さらに大きな借金を抱えるケースに多いのが、空売りです。
空売りの場合は株価が上がったときに損失がでることになりますが、株価は長期的に見ると右肩上がりなので、損失が膨らむ可能性があります。
また、株式を借りて取引を行う空売りでは、株式を借りるコストもかかります。
借りる株式が不足した場合には逆日歩というコストも発生するため注意が必要です。
このように、信用取引は損失の発生するリスクが高い取引なので、投資初心者は信用取引を避けた方がいいと思います。
4.他の人の意見や考えで取引する
SNSでフォローしている投資家が推奨していた銘柄を購入し、大損をしてしまったという経験ありませんか?
他人の意見や考えを鵜呑みにして取引をするのは非常に危険です。
話題になった銘柄を自分が知る時には、すでにその株価はピークになっている可能性が高いです。
値上がりする理由もないのに株価が急騰している銘柄には近づかないようにしてください。
もし、気になる銘柄があったら、必ず自分で値上がりしている理由を調べてから取引をするようにしてください。
誰よりも自分が一番、自分の資産を増やしたいと思っていますからね。
自分ではどの銘柄がいいか分からないという人は、個別株ではなくインデックス投資をおすすめします。

最後に
株式投資は短期的には損失を抱えるリスクもありますが、長期的に続けることで大きな利益を得ることができる可能性が高いです。
これ見ても株式は買いたくないって人いる? pic.twitter.com/M8wmZWrEgu
— だい🇺🇸長期投資家 (@D_1110202) September 11, 2021
※このデータは、株式投資の未来 [ ジェレミー・J.シーゲル ]を引用しています。
(2023/09/25 08:24:36時点 楽天市場調べ-詳細)
失敗しないために正しい知識を身に付け自分の判断で取引することが大事です。
それ以上に長期的な視野を持ち、長期投資をしていきましょう。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。